不安・不満の多いケアワーク。

離職率の高い介護業界の現実と、その乗り越え方を考えます!

勤務する介護施設選びは慎重に!

 定期的に退職する人が発生する介護施設に就職を考えている場合は、注意が必要です。このような施設には問題がある可能性がありますので、長く勤められる場所を探すためにも危険なポイントを確認しておきましょう。

 例えば、退職者の多い介護施設は職員にとって危険がつきまとっている可能性があります。介護の現場では、健康に問題を抱えている高齢者の方をお世話するケースが多いものですが、こうした方の介護は有資格者でしか行なえません。しかし、人員が足りていない介護現場では、無資格の方に病気を抱えている方の補助を任せてしまう事もあるのです。もしも周囲の人達がこうした事実を知った上で黙認をして事故が発生した場合、責任問題に発展してしまいます。
 
 他にも人員の足りていない介護施設では、スタッフの間に深刻なほどストレスが溜まっている可能性があります。このような施設では、スタッフ同士のイジメや入所者に対する低クオリティーなサービスが常習化している事もあるのです。労働環境は人間の心身を蝕みますので、自然と退職する方も多いのでしょう。

 もしもこのような施設に就職してしまった場合、苦労で心身が病んでしまう前に転職を考えましょう。例えイジメや虐待がなかったとしても、スタッフ数の少ない施設は労働者にとって苛酷な環境です。特に老人ホームの中には夜勤を求められる場所がありますが、スタッフが足りない場合は十分な仮眠がとれませんので、事故が発生してしまうケースも考えられます。もしも転職を視野に入れているのなら、ゆとりのある職員数が揃っている施設を探しましょう。