不安・不満の多いケアワーク。

離職率の高い介護業界の現実と、その乗り越え方を考えます!

介護業界が抱える問題について

 介護施設の退職率は依然として高いと言われています。なぜ、介護施設では職員の退職率が高いのでしょうか?まず、あげられる理由として、女性スタッフの結婚・出産があります。介護施設は日勤・夜勤のシフトがある施設が少なくありません。結婚や出産をした女性で、夕方には家にいたいという人にとって、シフト交代の勤務は続けることが困難になってしまいます。家族が替わりに家事をしてくれたり、子供の世話をしてくれるという環境でなければ、女性は働き続けることが難しくなります。核家族で共働き、相手の方も激務という場合にはシフト勤務では家事や子育てが十分にできないという状況であれば、離職も仕方ないのです。

 次にあげられるのは、腰を痛めたり・腱鞘炎になったりという身体的な理由です。介護職従事者には、身体の負担を軽減するために腰痛ベルトを支給している施設もありますが、自分よりも大きくて体重のある人の介護を続ける場合、身体を痛めてしまうということは少なくありません。しかも、人手不足でシフトに余裕がなく、十分な休暇を取ることができないまま身体を酷使し続けてしまうと、入所者の介護ができなくなってしまい、介護業界で働けなくなってしまうケースがあります。また、人間関係も複雑であり、職員同士でのトラブルばかりではなく、利用者から嫌われて顔を合わせる度に暴言や暴力を振るわれてしまうということもあります。

 介護の仕事は身体だけでなく、精神的に参ってしまうという苦労がありますので、長く活躍するためには、働きやすい介護施設選びやスタッフ同士の連携が重要になります。